K様事務所新築工事(内壁の下地と構造)

投稿日: 2017年3月29日

2×4工法は壁の強さが大切です。

IMG_0447 IMG_0448

3階建の1階の壁は、壁倍率5.0の部分が多くあります。
壁倍率とは壁の強さの事で、5.0は構造用合板9㎜(2.5)両面張りになります。外部と内部両面に張る事になります。
4.0の場合は外部に構造用合板9㎜(2.5)+内部は石膏ボード12.5㎜(1.5)になります。その組み合わせで構造上必要な強さのある壁を作ります。
さらに準耐火構造は内壁下地に不燃の必要があるため、さらに石膏ボード15㎜を張ります。
一般の住宅でも、台所でガスコンロを使用しますが、コンロ周りの壁は不燃15㎜の必要な部分です。
石膏ボード12.5㎜+キッチンパネル3㎜で対応しているのが多いようです。
IMG_0448

内部壁石膏ボード15㎜を張った部分です。

この上にパテ処理を行い、ビニールクロスを貼って仕上げとなります。
この壁は間仕切り部分に当たり壁倍率は2.0が必要です。石膏ボード15㎜両面張りで3.0の強さがあります。
一般の木造住宅ではスジカイによって強さを保っています。
スジカイ45×90の部材が斜めに1ヶ所取り付くことにより2.0の壁倍率となります。下地に石膏ボード12.5㎜を張ると1.5がプラスされ3.5となります。
そうした壁がバランスよく配置されている建物は、地震にも強いことになります。
ご自宅の建物に少しだけでも関心を持っていただき、壁が
どのくらいあるかだけでも調べてください。
窓ばかりで壁の少ない建物は構造的には弱いと思います。



最新の記事
scroll